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「NO RULES(ノー・ルールズ) 世界一『自由』な会社、NETFLIX」を読んだ

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同僚に勧められて読んだ本。本を読み切るまでに(文字を読むのが遅くて)どうしても時間がかかるが、ちょっとずつ読み進めてようやく読み終えた。

ざっくり書いてあること

NETFLIXがイノベーションを生み出すために「自由と責任」のある文化を作り担保していることについて、その文化とはどういうものか、どのように作ったか、どのように担保しているか、などがCEOや現or元社員へのインタビューを元に書いてある。またそのような文化を醸成したいと思うなら、「あなたの会社ではまずこういうことをやってみたらよい」というようなことも書いてある。自由も責任も与えています、みたいな単純な話では全くなかった。全体的に赤裸々&詳細にエピソードであったりが書かれていて、参考になることが多かった。

3ハイライト

  • "「反対意見があるのに表明しないのは、ネットフリックスに対する裏切りだ」とはっきり言っている。意見を口に出さないのは、会社に貢献しないことを選択するのに等しい。"
  • "「自由と責任」が非常にうまく機能している一因は、社員が自由に付随する責任の重さを痛感し、並々ならぬ努力をすることにある。"
  • "たいていの会社は社員の離職率をできるだけ抑えようと努力する。新たな社員を探し、訓練するにはコストがかかるので、既存の社員を抱え込んでおいたほうが安上がりなのは常識だ。しかしリードは離職率はあまり気にしていない。すべてのポジションに最適な人材がいることのほうが、代わりを見つける費用よりも重要だと考えているからだ。"

ハイライトが大量にあり(たぶんしすぎた)、「特に良かった」というハイライトをピックアップできていない感がすごい...。が、ピックアップしすぎも良くないと思ったので3つに。4Aの話、転職活動の話、360度評価などの話など取り上げたいものはたくさんあるけど今の自分に刺さったのはこれ、というふうに選んだ。

まとめ

すぐに作れる文化などでは全くなさそうだということと、アメリカ(の雇用形態の仕組みや文化など)だからできるみたいなところも正直ありそうだったが、すぐに実践できそうな考え方や内容などもたくさんあった。

仕事に関わる内容を抜きにして読んでいて特に面白いなと感じたところは、本の最後のほうにあるNETFLIXがグローバル企業になる上で、育ってきた国の文化によってNETFLIXの醸成した文化を受け入れやすい、にくいなどがあったことのエピソードなどだった。「面白い」というより、試行錯誤している内容が、自分の日常だったりと一番かけ離れているようなところだなと感じた。また、日本の文化についての話や日本採用された社員のエピソードなどもあって、色々と客観的に読めたのも楽しかった。

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